メバリング シチュエーション別ラインの使い分け

メバリング シチュエーション別ラインの使い分け
Advertisement

最近、エステルラインやPEsライン、シンキングPEなどなど、、、どんどん増えてきているラインの種類。開発しているメーカーさんはそれぞれ想定したシチュエーションがあって製品化されていると思うのですが、実際に使うシチュエーションってあまり謳われてないんですよね。なので私が過去の経験から独断と偏見でw使い分けをまとめてみようと思います。

それぞれのライン特性

まずはそれぞれのライン特性をまとめていきたいと思います!

ナイロンライン

釣り糸としては一番ポピュラーなラインになります。特徴としては柔らかくしなやか。なのでライントラブルが最も少なく、初心者向けと言えるでしょう。ただ、初心者向けだからダメと言うわけでは無く、比重が1.14前後となり、モノフィラメントラインの中では水に最も馴染みやすいため、ナチュラルなアクションが可能になります。デメリットとしては伸びやすい事もありアタリが出にくいと私は感じています。メバリングで使う太さとしては、4〜5lbあたりが目安になりますね。

フロロカーボンライン

ナイロンよりも後発で開発されたラインになります。発売当初はすぐ切れると評判が悪かったのですが、技術革新によりルアーフィッシングではポピュラーな物になりました。あとはリーダーとしてもポピュラーですね。比重は1.78前後になるので、モノフィラメントラインのなかでは一番高く沈みやすいのが特徴。冬は風が強く吹くことが多いのでメバリングのラインとしてはコスト、使用感を考えるとフロロカーボンラインがベターと思ってます。また、ナイロンラインよりは伸びにくいためアタリが出やすいです。メバリングで使う太さとしては、3〜5lbあたりが目安になります。

エステルライン

ここ数年で市場に出てきたアイテムですね。アジングが流行ってきた時に出てきた感じ。伸びが少なく引っ張り強度に弱いですが、その特性でモノフィラメントラインの中では一番感度がいいのが特長になります。比重は1.38前後のとなりますのでナイロンとフロロカーボンの中間ですね。ラインの特性上ドラグを出しながら釣りをしなければならないので障害物付近での釣りには向かないと思います。私はメバリングでは一切使いませんが、、、どうしても使いたい方は0.5号以上はほしいところですね。。あとはリーダーも必須ですよ。

PEライン

極細のポリエチレン素材原糸を複数本編み込んで1本にして作られるラインです。基本的に4本編み、8本編みが多くて、メーカーによっては12本編みなどが出てきています。技術的に難しい事もあり、ラインが細いほど、編み本数が多いほど値段高くなる傾向があります。また同じ号数でもメーカーによって太さが違うため、注意が必要です。ラインの特性としては伸びが非常に少なくラインの中では一番高感度、細くても強度があるので、細いラインを使えるようになり飛距離も出すことができます。比重が0.97と低く水面に浮いたり、風に流されたりするのが欠点ではあります。また扱いが、巻き始めはテンションをかける。。。などなど気をつけていないと、ライントラブルが多発、リーダーも必須となりますので、初心者向けではありません。ただ、私のメインラインはこのPEラインです。メバリングで使用する太さとしては、シャローフリークなどのフロートを利用するときは0.4号以上。ジグヘッドなどを使うときは0.2号あたりが目安になります。

シンキングPEライン

PEラインの弱点である、風に対応するために開発された、沈むPEラインです。販売しているメーカーもあまり多くありません。比重は1.41になるので、エステルラインと同じぐらいでしょうか。比重を重くするための対策として、素材自体を比重の高い物にするパターンと編み込む時に1本重い繊維を入れることで比重高める物と2種類あります。号数表示のルールと現在の技術的な問題で一番細くても0.4号〜しか商品としては存在していません。実際の太さは0.4号よりも細い物も存在するんですけどね。メバリングで使うときは0.4号〜0.5号がおススメです。

PEsライン

販売しているメーカーは2つしかありません。エステル素材をPEラインのように編み込んだ物になります。素材の特性上PEラインにも関わらず比重が1.41なので横風にも強いのが特徴です。しかし、原糸がエステルとなるため、折れ曲がりであったり、引っ張り強度はPEラインと比べ非常に弱いです。ノット組むのも大変です。メバリングには正直不向きなのでオススメしません。エステルラインよりは強いのでアジングには使えると思います。

メバリングのシチュエーション別オススメライン

ここからは、それぞれのライン特性を生かしたシチュエーション別の使い分けについてご説明させていただきます。

テトラ帯の際をタイトに攻めるシチュエーション

テトラ帯をタイトに攻める場合、基本的には軽量なジグヘッドをキャストして狙っていくことが多いと思います。また攻める場所の水深が基本的には浅い事になりますので、極力沈めるのを遅くする事が必要です。また、メバルは根魚と言われていますが、岩礁帯にべったりと張り付いているのでは無く、若干浮いているのですが、バイトした後はテトラに入ろうととするので、強引にテトラから引きなはす強度が必要です。飛距離+沈下速度+強度となるので、この場合は圧倒的にPEラインがオススメになります。20cm台後半の魚が出るようなポイント以外は0.2号で十分だと思います。

メバリングの初心者と一緒に釣りに行くシチュエーション

友達にメバリングを始めてみたいと言われ、とりあえず釣れて行かないとなった場合、初心者の人のタックルには、ライントラブルを極力無くしてあげる事が重要になってくると思います。そんな時はぜひナイロンラインを使ってもらうようにしましょう。友達のライントラブルばっかり対応してると、自分の時間も減りますし、何より友達も申し訳無い気持ちになり楽しくない。。。となってしまいがちです。4lb程度がベターかなと思います。

フロートリグを使うようなポイントに行くシチュエーション

フロートリグを使う=沖のポイントを狙う。という事がほとんどだと思います。そうなると必然的に飛距離が必要ですよね。また遠くでのあたりをしっかりと感じる必要があります。なのでここでもPEラインがベストになります。横風などがある場合シンキングPEなどを使う方もいるようなのですが、私としてはオススメしません。理由はラインが沈むのでアタリが出にくくなる事と、抵抗でアワセが決まらない事があるためです。なのでPEでもここは普通のPEで0.4号がおススメです。

爆風の中で釣行に行くシチュエーション

メバルは凪の方が釣れる!というのは当たり前なのですが、毎週末天気が凪ということはほどんど無いと思います。特に冬は風が強く吹く事が多いですよね。そういった中でも釣りに行きたい!と思うのが釣り人の性でしょうかwでこういったシチュエーションでの釣行にはフロロラインがおススメです。理由は圧倒的な比重と扱いやすさですね。シンキングPEやエステルラインなど風に強い商品は増えてきているものの、どちらもリーダーが必要です。寒く風の強い中、リーダー組むの大変ですよね。3lb〜4lbあたりがオススメですね。

メバリングHow to記事♪カテゴリの最新記事